蟹座新月 in 2020 〜 caring 〜
本日、日本時間の午前2時33分頃、蟹座で新月を迎えます。
蟹座は「物事を感じとること」「心のケア」に長けたサイン。
今年2度目の蟹座新月は、自分自身、そして大切な誰かを守るため、心身のケアの必要性を伝えています。
蟹座新月チャート |
今年2度目の蟹座新月メッセージは、主に下記のチャートファクターをもとに書いています。(占星術用語に興味のない方は、☆印を読み飛ばしてくださいね。)
☆ 第2ハウスでの蟹座新月(月はチャートルーラー)
☆ アセンダント in 蟹座(蟹座初期度数)
☆ 第8ハウスステリウムと新月オポジション(太陽-月 opp 土星タイト)
☆ 第10ハウス強調(海王星はオポジションを調停)
☆ Cardinalサイン強調・Fixed サインゼロ(天王星は除外)
☆ 火のサイン火星のみ(Chiron 除外)風のサイン金星のみ
☆ 水星 in 蟹座・1stとキロン-火星 in 牡羊座・10th スクエア(水星キロンスクエアはタイト)
☆ 水星 ruler of IC and 12th
☆ Nodal Axis on ASC-DES Axis
☆ 逆行天体
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日食を伴う新月、そして夏至の日が重なった6月21日からひと月が経った今日、今年2度目の蟹座での新月となります。
夏至以降、重要な転換期を迎えているこの時期、経済的な不安や、コロナ感染への恐れだけでなく、日々の生活でも心が動揺するような出来事を経験されている方も多いかと思います。
今回の新月チャートには、安全面・経済面・自然環境などの面で、個人や組織・社会全体の危機的状況にあっても、人生の方向転換を図り、安心出来る暮らしを自主的に確立しようとする人々の動きが見られます。
長い間依存してきた組織や既存の社会システムからの脱却を図り、慣れ親しんだ生活習慣や常識などに縛られず、新しい自立した生き方を模索する動きも示されています。
例えば、家族や共感できる少数の仲間と一緒に事業を立ち上げ、独自の才能やスキルを発揮することで世の中に貢献し、安定した収入確保に繋げる道を模索する人も今後増えていくことでしょう。
同時に、夢や希望を現実化するには、激変する社会情勢とバランスを取りながら、慎重に・根気強い取り組みが必要であることも示されています。
すぐには収入確保につながらなくとも、地に足をつけ・自分自身に責任を持ち・コツコツと粘り強く・新しいアイデアを育み、夢や理想へと向かっていくことが、重要な鍵となりそうです。
今回の新月チャートでは、経済的な不安や生活困難を抱え、生活環境の激変など重大な危機に直面している人や心身のストレスを強く感じている人が多くいることも示唆されています。
また、「こうあるべき」という世間一般の価値観からの抑圧を受けやすい天体配置でもあります。
例えば、SNSなどを通じて発信した言葉が、相手にどんな影響を与えるのか、今一度、受け取った相手の気持ちを想像し、言葉を繊細に扱う大切さもこの新月チャートでは強調されています。
今年2度目の蟹座新月は、周りの人々の価値観や意見に自分を合わせようとすることで、自身の正直な気持ちを抑圧したり・心の重荷を抱え込んでしまったり・無価値観・孤独感などに囚われる危険性も伝えています。
他の人の意見や世間一般の価値観に惑わされず、自分自身の心が必要とすることや・守りたい価値観を、面と向かって主張することも、一つの選択肢ではありますが、今回の蟹座新月は、それとは別の道を示します。
「守るために戦うのではなく、『引く・撤退する勇気を持つ』こと」
状況をコントロールしようする「執着や頑なさを解き放ち」、成り行きに委ねる「柔軟さ・心のしなやかさを育てる」ことが、この時期は特に大切かと思われます。
「手放して、委ねてしまう」ことで、新しいスタート地点に立つことが出来ることもあるのです。
「ありのままの自分でいてもいいこと」
「自分が安心できる場所に逃げることも時には必要であること、そしてそれを自分に許すこと」
「希望を持ち続けること」
の大切さを今回の蟹座新月は強く伝えています。
蟹座は、安心・心のケア・気持ちのサポートなどを司ります。
辛い時、疲れ果てた時、追い詰められてしまった時は、自分が「安心出来る誰かを頼り・相談し・心のケアをする」必要性があることをこの新月チャートは示します。
今後しばらくの間は、困難に自分一人だけで立ち向かおうとせず、家族や友人・または心や暮らしを守るサポートネットワーク・専門家などを頼ることが非常に重要となります。
安心できる存在との繋がりを求めること、それは例えばペットや自然、または目に見えない存在でもいいのです。自分が心地よくいられる環境で、安心できる存在と共にあることが、心身のバランスを整えることにも繋がります。
特に大きなストレスを感じていないという人であっても、今後ひと月の間は、自分自身のケアや心身を癒す時間をつくるようにしてみてください。
そして、周りで辛い経験をしている人に気づいた時は、その人の気持ちに寄り添い、語る言葉に耳を傾ける勇気を持ってください。
新月では月の光が見えず、何もかもが真っ暗闇に見えますが、月はこれから日に日に満ちていきます。
明日はまた、全く新しい一日が始まります。
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