相性について、さらりと書いてみます

今日の記事に入る前に一言だけ・・。
明日の日曜日はイライラしたり・感情的になったり・身近な人との間で口論が発生しやすい空模様です。
どうぞお気をつけください。

・・・

さて、今日は恋愛・結婚においての「相性」について、さらりと書いてみます。

好きな人がいると、その人との「相性」が気になったりしますよね。

相性が良いと分かると、嬉しいものですが、

相性が良い = 縁がある(縁が強い)

というわけでもありません。

A子さんの例で説明しますね。

ある時、イタリアのオペラ歌手Bさんの動画をみたA子さんは、彼に一目惚れしてしまいます。

寝ても覚めてもBさんのことが頭から離れず、日に日に、Bさんへの想いは増すばかり。

ある日、占いが趣味の友人に二人の相性を鑑定してもらうと、とても「良い相性」だということが分かります。
それなら実際に会えたら恋人になれるかも、と期待するA子さんはイタリア行きを考えます。

この例では、実際にA子さんがイタリアに行き、Bさんに会うことが出来たとしても、二人の間に「縁」がなければ(or 縁が強くなければ)、どんなに相性が良くとも、二人の関係が始まる可能性は低くなります。

逆に、相性が悪くとも、二人の間に非常に強い「縁」がある場合は、イタリアであろうとどこに住んでいても、最適なタイミングで出会い、関係が進展する可能性は大きくなります。

相性についてもう一つ気をつける点を書いてみると・・。

占星術ではシナストリー法と言って、二人の出生チャートを重ね合わせ、相性を読み解いていく方法を使うことがあります。

相性を判断するのに有効な方法の一つですが、

シナストリー法で相性が良い人 = 自分の出生チャートに描かれている相手

とは限りません。

人生の羅針盤・設計図・航海図とも言われる出生チャートには、その持ち主が、どんな恋愛・結婚をするか、恋人・パートナー像はどんなものであるかについても描かれています。

例えば、花子さんと太郎さんという、結婚を前提にしたおつきあいをしている二人がいるとします。

このお二人の出生チャートを重ね合わせるシナストリー法では、「とても良い相性」という結論が出たと仮定しますね。

ここでの「良い相性」とは、二人の関係において「波風が立ちにくい・スムーズで楽な関係」という意味となり、反対に、「良くない相性」とは、「衝突やストレスなどが多い楽とは言えない関係」です。

さて、シナストリー法により、花子さんと太郎さんの相性が「とても良い」ことは分かりました。
では、花子さんと太郎さんの出生チャートを個別に読み解いていくとどうでしょう?

それぞれの出生チャートに描かれている、恋愛観・結婚観・パートナー像を照らし合わせ、もしそこに大きなギャップがある場合は、花子さんと太郎さんが結婚したとしても、すぐに別れてしまったり、どちらか一方が不満を持ちながら関係を続けていく可能性が読み取れます。

このように相性を判断する際には、シナストリー法だけで相性の良し悪しを判断するのではなく、必ず、二人の出生チャートを個別に読み解いた上で、総合的に判断することが重要です。

「人との関係は自分自身を知るための鏡」

相性の良し悪しに関わらず、自分自身が一番成長出来るパートナーとの関係性が、出生チャートには示されています。そして実際に、その相手を引き寄せることとなるのです。


愛の南京錠(ボーデン湖畔)




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