逆行に転じるキロン
今日7月12日、キロンが逆行に転じます。
この天体の逆行は珍しいことではありませんが、この日は、牡羊座を運行中の
2天体(火星・月)と緊密に繋がります。
更に、6月18日から逆行していた水星が、今日順行に戻ります。
「傷つきやすさ・痛み・孤立・犠牲」などの象意も持つキロンと「暴力・争い」などの意味も
持つ火星、そこに月が牡羊座で合流し、ステーション中の水星 in 蟹座とスクエアのアスペクトをとります。
この日、そしてしばらくの間は、家族や身近な人々との間で、意思疎通のすれ違いなどが
原因による感情的な諍い・口喧嘩などは、意識して避けるようにしてください。
相手の気持ちを想像し、言葉を繊細に選び、思いやりの気持ちを持つことが、特に大切かと思われます。
水星が蟹座を逆行していたこのひと月の間は、「家族とのつながり」や「過去の出来事」
などについて、振り返って考える機会を持った人もいるでしょう。
誰もが、過去に受けた「心の傷」「痛み」「弱さ」「孤立感」「無価値観」「劣等感」
などを抱えて生きています。
それは例えば、子供の頃に仲間はずれにされた経験だったり、家族の中で疎外感を感じたことかもしれません。
過去の傷や痛みは、思い出したくない人がほとんどかと思いますが、キロンが火星と繋がる
7月中〜8月前半は、自分が抱えている「心の傷」「痛み」「弱さ」「孤立感」「無価値観」「劣等感」などに勇気を出して向き合う適切な時期となります。
それは例えば、ヒーラーやカウンセラーの元でセッションを受けることだったり、癒しや
自立をサポートするグループや学びの輪に参加することなどかもしれません。
今現在、暴力の被害者である女性・母親であれば、子供や女性を守る地域ネットワーク、
警察などに、相談や保護を求める勇気を持つよう背中を押されることとなるなるかもしれません。
キロンは、痛みの経験を通し、私たちの「成長」を促します。
今年12月までの逆行期間においては、過去からの「傷」を受け入れる癒しのプロセスの時期ともなります。
特に、キロンが火星と繋がる今月〜8月前半は、「傷ついた過去」「孤立感」「痛み」
「無価値観」などと正直に向き合い、癒されるための「勇気」を持ち、「統合の行動」を
起こすよう、促されるのかもしれません。
コメント
コメントを投稿