蟹座新月 in 2020 〜Solar Eclipse & Summer Solstice〜
夏至の今日、日本時間の15時42分頃、蟹座で日食を伴う新月を迎えます。
夏至 x 新月 x 日食が重なる2020年6月21日は
私たちの「変容」「生まれかわり」「破壊と再生」をサポートする
非常にパワフルなエネルギーが降りそそぐこととなります。
蟹座は「母性」「育成」のサイン。
今年第一回目の蟹座新月は、重要な転換期を迎えた私たちの今後の無限の可能性・成長を
背後で支えてくれているのです。
蟹座新月チャート |
今年の蟹座新月メッセージは、主に下記のチャートファクターをもとに書いています。(用語に興味のない方は、☆印は無視してくださいね。)
☆ 夏至x新月x日食
☆ 第8ハウスでの蟹座新月
☆ 月は第9ハウスの支配星
☆ 太陽はMCルーラー
☆ 蟹座初期度数での新月
☆ 第8ハウス強調
☆ 火・地のサイン弱、水のサイン優勢
☆ アセンダントin 蠍座(co-chart rulers in 3rd and 4th)
☆ 第3ハウスステリウム(木星冥王星タイトコンジャンクション)
☆ 蟹座1度・MC・ASCサビアン
☆ 月-太陽 スクエア火星
☆ Nodal Axis in 8th and 2nd
☆ 逆行天体
☆ Midpoint VE/JU=SO=MO
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今年蟹座で迎える新月は、6月と7月の2回。
第一回目の今日の新月は蟹座の初期度数(0度数)で起こるため、大きなターニングポイントであると同時に、私たちの今後の無限の可能性も示します。
更に、今日は夏至 x 新月 x 日食が重なることから、2020年で最も重要な転換期となりそうです。
ブリゲンツの夏至祭 |
通常の新月は、何かを始めるのに最適なタイミングですが、今回の新月は日食を伴う為、
少し意味が変わります。
日食では、太陽が月によって隠された後復活する、「死と再生」「生まれ変わり」
「破壊と再生」のプロセスを辿ります。第8ハウスでの新月ということからも、その意味が強まります。
月が太陽を隠してしまう時、私たちは太陽ではなく月を見つめます。
月は自分の「過去」や「無意識の習慣」「心の不安」などの意味もあり、
日食では光が隠されてしまうことから、普段は隠れている心の闇が浮き彫りになることがありえます。また、この時期に自分の中の暗い面と向かいあう人もいるかもしれません。
太陽が徐々に復活していく過程において、私たちは「自分の過去の在り方」「不安」「闇の部分」を受け入れ、許し、手放し・完全に終わりにし、太陽が意味する「未来」、今までと全く違う「新しい在り方」「新しい意識や人生目的」へと向かうこととなるのです。
今回の日食は蟹座で起こることから、このサインに関連する何かを一度終わりにし、そして再出発することとなるかもしれません。
経験することは人それぞれですが、蟹座の象意である、家族との関係・慣れ親しんだ生活習慣・家庭環境・自分が積み上げてきた歴史・故郷・住居・今まで安心感を与えてくれたもの・生活用品・身内や身近な人への依存心・経済的な安定、などに関係することを、一旦終わりにし、再び新しい形で始めることになるかもしれません。
例えば次の新月、または12月に起こる次の日食までの間に、経済的に安定していた結婚生活に終止符を打ち、人生の再出発をする人もいるでしょう。または自分の生活形態を完全に変えざるを得なくなる、何らかの知らせなどが届く場合も(解雇通知など)。
過去のもの、慣れ親しんだ何かを「終わらせる」「手放す」過程では、痛みや執着、心配・不安(蟹座)などが伴います。未知の世界に向かうには、恐れを乗り越える勇気が必要です。
怖くとも「生まれかわり」「変容」のプロセスを止めることは出来ません。
恐れや不安・自分の闇の部分に向き合い、自分の意志・やりたいこと・成したいこと(太陽)を明確にし、過去(月)を手放し切ったその後に、新しい人生創造・新しい生き方(太陽)へと向かうこととなります。
今回の蟹座新月は第8ハウスで起こっていることから、自分が向かう先、人生の方向性は隠れていてはっきりとは見えません。自分がやりたいことがはっきりと分からないと言う人もいるでしょう。
それでも、種まき(新月)の時期はもうやって来ています。
今、未来がはっきり見えなくとも、やりたいことや向かう先を明確にすることが重要です。
一人になって考える時間をとることで、自分を力づけるようなアイデアが浮かぶかもしれません。
自分が信じる方向に向けて行動を起こすことが豊かな未来に繋がること、決断したことが具現化する大きな後押しがあること、などを、今回の蟹座の新月は伝えているのです。
人生の転換期・大波がやって来るときは、どうしても気持ちが揺れやすくなります。
ブレずに安心して過ごせるよう、日々の生活を整え、自分の心の深い場所とのつながり保ち、心のバランスを取りながら、波に乗っていくことが求められています。
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